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【例文あり!】アポイントに繋がる営業メールのポイントや注意点を徹底解説!

不動産営業に欠かせない営業メールですが、顧客に刺さる内容のメールを送らないと見向きもされずに処分されてしまいます。メール営業にはいくつか押さえておくべきポイントというものがあり、これらに注意してアプローチすれば今後に行う商談などもやりやすくなります。

そこで今回は営業メールのメリット・デメリット、アポイントに繋がるための営業メールのポイントに加え、実際に送る例文を紹介していきますので、営業メールのことで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

営業メールとは?メリットと注意点も確認

メール営業

営業メールとは、メールを使った営業活動のことを指す言葉です。対面方式である訪問営業とは違い、顧客にアポイントを取ることなくアプローチが可能です。

営業メールは一般的なビジネスメールとは異なり、サービス・商品の説明や新規のアポイントを取るための内容が含まれます。効果的な営業メールを送ることで、見込み客から新規顧客へとランクアップさせることができます。

営業メールを送るメリット

営業メールのメリットには、以下4つが挙げられます。

  • 時間調整をする必要がない
  • 営業活動の効率が上がる
  • 内容がメール本文に残る
  • 一度に多くの見込み顧客にアプローチできる

■時間調整をする必要がない

営業メールは訪問営業とは違い非対面式の営業活動なため、お互いの時間を調整する必要がありません。そのため、他の業務で忙しい場合も業務の隙間を縫って営業することが可能です。また、顧客も自分の好きなタイミングでメールを読むことができ、顧客に与える負担も軽くなります。

■営業活動の効率が上がる

訪問営業は顧客のもとに訪れる必要があり、その分の移動時間も考慮しなければいけません。その点、営業メールは、テンプレートを活用すればメールを一から作成する必要もなく、移動にかかる時間もないため営業活動における効率を上げることができます。

■内容がメール本文に残る

口頭で営業する提案営業やテレアポと違い、商品・サービスの情報や内容をメール本文に残すことができます。また、資料なども添付できるため顧客も情報を理解しやすくなり、提案の説得力をより高めることができます。

■一度に多くの見込み顧客にアプローチできる

提案営業やテレアポは、顧客一人一人に対し営業活動する必要があります。しかし、営業メールは一斉送信ができるため、一度に多くの見込み顧客にアプローチが可能です。特に、顧客によって内容が変わらない初回の営業メールに活用できます。

営業メールを送る際の注意点

営業メールの注意点は、以下の3つです。

  • コミュニケーションが取りづらい
  • 読んでもらえない可能性がある
  • 文章のミスが信頼関係に直結する

■コミュニケーションが取りづらい

訪問営業やテレアポの場合、顧客との会話中に商品・サービスの提案をしたり、顧客のニーズをヒアリングしたりすることが可能です。

しかし、一方通行型のメール営業は相手の反応を見ることができず、コミュニケーションが取りづらいため営業活動がしにくい可能性があります。

■読んでもらえない可能性がある

営業メールの内容によっては、メール自体を読んでもらえない可能性があります。多くの人は、メルマガなど毎日何通ものメールを受信します。たくさんあるメールをすべて見る可能性は低く、自分に関係のないと思われるメールは開封すらされません。

■文章のミスが信頼関係に直結する

内容がメール本文に残る営業メールは、誤字や脱字をした場合も残り続けてしまいます。重要な取引をしようとする相手のメール本文にミスがあれば、「仕事を雑にする人」と捉えられてしまうおそれがあります。

アポイントに繋がる営業メールのポイント

メールポイント

上記で挙げた3つの注意点をカバーするためにも、営業メールには3つの工夫が必要です。詳しい内容を見ていきましょう。

タイトルを意識する

営業メールを読んでもらうためには、タイトルを一目見ただけで「自分に関係があるメール」だと思ってもらうことが重要です。

多くの人が毎日複数のメールを受信するため、不要だと思われたメールは開封すらされません。しかし、目を引くタイトルであればどんなメールかを確認してみたくなり、それによって開封率も上がります。

例1:◯◯不動産通信 vol.8

例2:【新着】都内の人気オートロック付き物件に空室!

都内の一人暮らしを検討している人に上記2通のメールを送る場合、開封したくなるのは2通目ではないでしょうか。また、開封率を上げるメールには以下の3つのポイントが盛り込まれています。

POINT ・タイトルにインパクトを残す
・パッと見ただけで内容がわかる
・顧客に関連する情報を入れる

たくさんのメールにあふれた受信ボックス内では、目立つ件名のメールでなければ埋もれてしまいます。単なる文字の羅列ではなく【】や★などの記号も使い、視覚性を向上させましょう。

また開封率を上げるには、どんなメールの内容かが一目でわかるようにしておく必要があります。顧客のメリットになる情報を件名に入れることで、顧客に読みたいと思わせることが重要です。

一方、意味が伝わりづらい営業メールは迷惑メール扱いされてしまう可能性もあるため注意しましょう。

素早い返信を心がける

営業メールに対して返信が場合には出来るだけ素早く返信することが重要です。もし営業終了間近や対応できない場合でも、できるだけ24時間以内に返信するように心がけましょう。

また、顧客からの印象をアップさせるには親しみやすい文章にすることも重要です。フォーマルすぎる文章の営業メールでは顧客を萎縮させてしまうおそれがあるので、丁寧な文章の中にカジュアルな言い回しを入れて親しみやすさを演出しましょう。

KPIを必ず設定する

KPIとは、ゴールまでの達成度合いを計測するために用いられる指標のことです。KPIを正しく設定することで、目標に対しての現在の進捗状況や目標の達成までにすべきことが明確になります。

たとえば目標のゴールが売上の場合、顧客数や顧客単価がKPIとして用いられます。そこから顧客の種類、購入回数や商品単価などさらに細かいKPIが設定でき、KPIを細分化すればするほど目標までにするべき行動が明らかになるのです。

営業メールに十分な効果が見られない場合は、原因を追及しなければいけません。KPIを設定することで何に原因があるのかが明らかになり、営業メールの質の向上が叶います。なお、メール営業の目標が「アポイント獲得」の場合は以下の項目をKPIに設定しましょう。

POINT ・到達数:メールが届いた数
・開封数:メールが開封された数
・クリック数:メール内のリンクがクリックされた数
・返信率:見込み客から返信があった割合
・コンバージョン率:メルマガ登録やアポイント獲得など具体的アクションが起こった割合

たとえば到達数が明らかに低い場合、顧客のメールアドレスに誤りがあることが予想されます。上記のようなKPIを設定することで、営業メールにどれだけの効果があるのかを測定できます。

アポイントに繋がる営業メールを送る際の注意点

営業メールを送る際は、ここからご紹介する4つのポイントに注意しましょう。

自社ドメインを取得する

自社ドメインを取得することで、信頼性の担保に繋がります。また自社のイメージを顧客に植え付けたり、顧客の目に触れさせる機会を増やすことで印象を残しやすくできます。

なお、フリーメールを活用することも可能ですが、顧客への不信感に繋がるおそれがあり、あまりおすすめできません。

自社ドメインの取得には、ドメインを管理している企業と契約する必要があります。独自ドメインを使ったメールアドレスにはメールサーバーも必要なため、レンタルサーバー会社とも契約しなければいけません。

誤字脱字に気を付ける

誤字脱字がある営業メールを送ると、顧客からの信頼度が下がってしまいます。文章の履歴も残るため、誤字脱字には通常のビジネスメールよりも注意を払わなければいけません。

メールの作成が完成したら、宛先・件名・メール本文・添付資料それぞれを複数回目視でチェックすることが重要です。特にテンプレートを使う場合は、他の顧客の情報が入っていないことを確認しましょう。

資料添付する際は圧縮ファイルにて送る

営業メールに資料などのデータを添付する場合、圧縮ファイルを使って軽量化させましょう。機種によっては、重すぎるデータが添付されたメールは届かなかったり開かなかったりする可能性があるからです。

メール添付で送信するデータの容量は、3MB未満が理想です。もし圧縮されたデータが重い場合には、ファイル転送サービスの活用をおすすめします。

機種依存の文字や特殊な記号は使用しない

機種依存文字とは、Windows・Macなど異なるパソコンの種類や環境(OS)で文字化けや機器の誤作動を引き起こす可能性のある文字のことです。

「㎡」「℡」「①」などが、メールで使用されがちな機種依存文字の代表例です。一方、「〇」「☆」「〒」などの記号は機種依存文字ではありません。

これらの他にも、特殊なマークや記号を使うとメール本文が文字化けして読めなくなるおそれがあるため、営業メールでは避ける必要があります。また、難しすぎる漢字も顧客を困らせてしまうため、使用するのは控えましょう。

営業メールを例文で確認しよう

ポイントチェック

ここからは、実際の営業メールの例文を紹介していきます。今回は不動産業界などで使える例文なので、自分用にアレンジして活用してください。

営業アポの場合

以前やりとりがあった顧客に対して、掘り起こしのために送る営業メールをご紹介します。

[タイトル]

【◯◯様】ご希望の大阪市◯◯エリア/優先ご案内のお知らせ

[メール本文]

◯◯様


いつもお世話になっております。

以前大阪市の中古不動産についてお問合せをいただきました、株式会社◯◯の◯◯と申します。


その後、ご検討状況はいかがでしょうか?

すでにご希望の物件がお決まりでしたら申し訳ございません。

もしもまだ不動産をお探しであれば、ご希望でありました大阪市◯◯エリアにて、◯◯様に優先的にご案内できる物件がご用意できましたためご連絡いたしました。

現在のご検討状況をお聞かせいただければ幸いです。


○○様からのご連絡を心よりお待ちしております。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。


―○――●――○――●――○――●――○――

株式会社◯◯

営業部 ◯◯

〒000-0000

◯◯◯(地下鉄◯◯駅1番出口から徒歩3分)

TEL:000-000-0000  FAX:000-000-0000

メールアドレス:◯◯◯

URL:◯◯◯

―○――●――○――●――○――●――○――

新規アポの場合

次に、売却用の不動産物件を探している場合の営業メール例をご紹介します。

[タイトル]

◯◯様がご所有の不動産エリアで【5組】のお客様がお待ちです

[メール本文]

【◯◯マンション】オーナー

◯◯様


初めてメールを送らせていただきました。

株式会社◯◯の用地管理部◯◯と申します。


弊社は東京23区を中心に不動産売買仲介業を行っております。

この度は、◯◯様が所有されております◯◯マンションにつきまして、今後売却のご予定がないかをお伺いしたくご連絡させていただきました。


現在、【◯◯マンション】がある東京都江東区東陽エリアでは、5組のお客様が購入物件を探しております。

東京都江東区東陽エリアの土地相場は、弊社の売買事例によると◯〜◯万円となりますため、一度この機会に売却をご検討いただけませんでしょうか。


弊社には年間◯件の売買実績があるため、◯◯様の売却も自信をもってサポートさせていただきます。

売却を検討されているのであれば、◯◯様のご希望に沿う売却ができるようお話をお伺いできればと存じます。


下記の日程でお伺いできればと考えておりますが、直近のご都合はいかがでしょうか。

―――――――

5月10日(火)10時〜

5月11日(水)12時〜

5月13日(金)10時〜

―――――――

上記日程で差し支えなければ、大変お手数ですがご都合の良い日程をお知らせいただけますと幸いです。

突然のご連絡にて大変恐縮ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。


=====================

株式会社◯◯

営業部 ◯◯

〒000-0000

◯◯◯

TEL:000-000-0000  FAX:000-000-0000

メールアドレス:◯◯◯

URL:◯◯◯

=====================

営業商品提案メールの場合

賃貸物件のお知らせで活用できる営業メールの内容は以下のとおりです。

[タイトル]

【新着】都内の人気オートロック付き物件に空室!

[本文]

=====================

【◯◯不動産】

新着物件お知らせメール

=====================


◯◯様


いつも弊社サービスをご利用いただきありがとうございます。

◯◯様のご希望に合わせた、新着の物件情報をご紹介いたします。


▼新着物件/東京都内 オートロック付き

◎東京都渋谷区|8万円|1K

URL


◎東京都千代田区|10万円|1LDK

URL


◎東京都大田区|7万円|1DK

URL


上記すべての賃貸物件が、◯◯様がご希望される以下の条件に合致しております。

・エリア:東京都内
・駅徒歩:10分以内
・間取り:ワンルーム〜1LDK
・広さ:20平米以上
・オートロック付き
・バス/トイレ別

上記条件は他のお客様からも非常に人気が高いため、お早めのお問合せをお待ちしております。


ご不明点等ございましたら、メールにご返信いただけますとすぐに対応させていただきますので遠慮なくお伝えください。

○○様よりのご連絡を心よりお待ちしております。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。


―○――●――○――●――○――●――○――

株式会社◯◯

営業部 ◯◯

〒000-0000

◯◯◯(地下鉄◯◯駅1番出口から徒歩3分)

TEL:000-000-0000  FAX:000-000-0000

メールアドレス:◯◯◯

URL:◯◯◯

―○――●――○――●――○――●――○――

お礼メールの場合

営業でアポイントが取れた場合は、お礼メールを送るのも重要です。

[タイトル]

【株式会社○○・○○より】先日のお打ち合わせのお礼

[メール本文]

◯◯株式会社

営業部◯◯様


いつもお世話になっております。

株式会社◯◯の営業部◯◯です。


先日は◯◯マンションにつきまして、貴重なお時間を頂戴し誠にありがとうございました。

お伺いした内容をもとに、今後の業務に活かして参ります。

今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。


=====================

株式会社◯◯

営業部 ◯◯

〒000-0000

◯◯◯

TEL:000-000-0000  FAX:000-000-0000

メールアドレス:◯◯◯

URL:◯◯◯

=====================

アポイントに繋がる営業メールが送れるようになろう

営業メールをアポイントに繋げるためには、メールのタイトルや開封率などを意識して送ることが大切です。また、誤字や脱字、冗長な文章が目立つメールではそのままゴミ箱に送られてしまうおそれがあるので、事前のチェックも欠かせません。

もし実際の文面に困ったときは、今回ご紹介した営業メールの例文を参考にして、顧客の心をつかむ営業メールを作成してみてください。

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